札幌の今、解体ノート㉖白石区菊水3条4丁目5差路そば「丸大ビル」

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 マチの新陳代謝は、建物の解体・新築が大きな要素を占める。見慣れた建物が解体され、新しい建物が建設され、マチは生まれ変わっていく。札幌には今、中心部にも郊外にも数多くの新陳代謝の姿がある。札幌の今を記録する『札幌の今、解体ノート』の26回目は、白石区菊水3条4丁目の「丸大ビル」。(写真は、解体工事が進んでいる「丸大ビル」)

「丸大ビル」と聞いてもピンとこない人が大半だろう。地下鉄菊水駅6番出口から地上に出ると、向かい側に見える3階建ての雑居ビルがそれ。札夕線(道道3号線)と菊水・旭山公園通が交差する変形交差点のそばにあって、札夕線を東札幌方向に走ると真正面に建っていたのが「丸大ビル」。視認性の良さから、屋外広告に最適な場所として昨年まで商業施設「ラソラ札幌」の「ユニクロ」「GU」「H&M」などの看板が掲げられていた。

 そのビルが解体され、5階建ての賃貸マンションと物品販売店の建設が計画されている。新しい建物の名称は、仮称「ALPHA菊水3-4MS」。敷地面積約74坪(244・64㎡)、そのうち約57坪(190・12㎡)を建築面積として利用、鉄筋コンクリート造、地上5階建ての建物になる。賃貸マンションの戸数は12戸、延べ床面積は約274坪(907・03㎡)、建物の高さは15・930m。建築主はアルファー(札幌市白石区)、設計、監理は有限会社エー・トランスデザインワークス(同市中央区)、施工はフォレスタ(同)。
 円形歩道橋として有名な菊水歩道橋から近い5差路の交差点角にある「丸大ビル」、名称も新たに生まれ変わって街の風景を形づくることになる。

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