札幌市中央区北5条西18丁目に、ぽっかり空き地が出現した。現在は、一面が雪で覆われていて広さは実感できないが、1000坪にもなりそうな更地。春の雪解けとともに、土地利用の関心が高まりそうだ。(写真は、北5条西18丁目の札幌臨床検査センター旧本社跡地)

 この空き地は、北5条手稲通沿いで、向かい側には旧国家公務員宿舎跡地を利用して、社会医療法人社団カレスサッポロ(本部・札幌市中央区)が8階建てシニア向け賃貸マンション「プレミアムガーデン北円山」を2021年6月に竣工させている。空き地は、札幌臨床検査センター(本社・札幌市中央区)が、昨年4月まで本社として利用していた建物の跡地。同社は、1965年9月に創立、幾度か本社を移転した後、1990年1月から北5条西18丁目に本社を構えた。建物は、5階建て、31年間にわたって展開してきたが、北3条西18丁目の旧道庁西18丁目別館跡地約1441坪(4757・58㎡)を利用して新本社を建設、2021年5月に移転した。

 旧本社ビルは、土地建物ともに賃借して利用していた。同社移転後に建物は解体され、現在は写真のように雪が覆う更地になっている。土地所有者は個人、面積は約820坪(2705㎡)。

 北5条手稲通沿いは、西13丁目あたりから西に向かうに連れ、時間貸し駐車場に利用されている土地が多く見られ、北4条西15丁目には北海道農政事務所跡地約575坪(1900㎡)もある。旧札幌臨床検査センター本社跡地を含めて、北5条手稲通沿いの土地利用が注目されそうだ。



20人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。