札幌市白石区東札幌1条1丁目2-2の「蔦井倉庫東札幌ビル ハートランド札幌」の解体工事が、ほぼ終了した。跡地には、アンビスホールディングス(HD、本社・東京都中央区)の有料老人ホームが建設される。(写真は、有料老人ホーム「医心館東札幌」の建設予定地)

 蔦井倉庫(本社・札幌市西区)は、東北通沿いに2006年に「蔦井倉庫東札幌ビル ハートランド札幌」を竣工させたが、15年目の2021年11月から建物の解体工事に入った。解体の注文者はアンビスHD、解体業者はアーバンヤマイチ(同・同市中央区)。工期は2022年1月31日まで。敷地は蔦井倉庫の所有で、面積は約312坪(1030・21㎡)。この敷地を利用して、アンビスHDが、北海道1施設目となる有料老人ホーム「医心館東札幌」を2022年10月に開設する。定員数は52人。

 同社の「医心館」は、通常の介護施設では受け入れが困難なガン末期状態の人や、人工呼吸器を装着したり気管切開をしている人、神経性疾患のある人、入退院を繰り返さざるを得ない人などを積極的に受け入れ、看護師・介護士による24時間365日のケアを提供している。地域の医療機関や薬局、介護事業所と連携し、多職種のシェアリング病床としても機能している。2021年12月末現在で、全国48施設(2289人)を運営。「医心館東札幌」は、全国58施設目として開設する。



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