札幌駅前通の「若草ビル」解体へ

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 札幌駅前通の札幌市中央区北2条西3丁目1-25にある若草ビルが、近く解体される見通しだ。同ビルに入っているタカハシ(網走本社・網走市、札幌本社・札幌市西区)の「カラオケ歌屋札幌駅前通店」が10月23日(土)の営業をもって閉店、以降、同ビルの取り壊しに入るもよう。(写真は、「カラオケ歌屋札幌駅前通店」が入っている若草ビル)

 若草ビルは、若草企業が1970年代半ば頃に建設した地下1階、地上5階建てのビル。同社の本社が入るとともに、「パチンコ若草」として1997年まで営業していた。その後は、シャッターが閉まり、長く空き状態が続いていたが2010年頃には仏壇の「現代仏壇」のショールームとして使われていたこともある。タカハシがカラオケ店舗をオープンさせたのは、2011年8月。部屋数は32。10年間営業を続けてきたが、10月23日で営業を終える。

 若草ビルの敷地面積は約145坪、駅前通から裏通りまで地続きとなっている。駅前通は、日本生命札幌ビルや札幌三井JPビル、札幌フコク越山ビル、大同生命札幌ビルと建て替えが続いた。今後は、ヒューリック札幌ビル、第一生命札幌ビル、旧札幌西武跡、北海道ビルの建て替えが進んでいく。地場企業が保有する若草ビルも、こうしたタイミングで建て替えが進むものとみられる。

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