旭川市の2条買物公園通りにある「マルカツデパート」(2条7丁目227ー1)を所有していたHIRホールディングス(本社・札幌市中央区)が3月下旬、土地と建物を札幌の不動産関連会社に売却していたことが分かった。(写真は、旭川の「マルカツデパート」)

 取得したのは、土地が合同会社エス・ピー・ジェイ(札幌市中央区)、建物が遠藤管財合同会社(札幌市豊平区)。3月25日に登記を行っている。2社は、不動産会社のシックスセンス(札幌市中央区南6西6ARTビル、遠藤大介社長)の傘下にあると思われる。築50年が経過している「マルカツデパート」は、地下1階、地上7階建て。マルカツから繊維業卸の東栄に、その後、東栄が破綻した後はモルガン信託銀行、住友信託銀行を経て海晃(名寄市、後に海晃ホールディングス、HIRホールディングスと社名変更)へと所有者が変わっていた。

 買物公園通りにあった旧「丸井今井旭川店」はテナントビルの「フィール旭川」になり、「西武旭川店」は解体され、ホテルや駐車場に姿を変え、「エクス」も解体されて数年後には高層ビルが建設されることになっている。耐震強度不足で老朽化が著しい「マルカツデパート」の所有者変更は解体が近いことを示している。

 同デパートの地下や3階、6階は空きフロアになっているが、5階には厚生労働省、北海道、旭川市が共同運営する「まちなかしごとプラザ」も入っている。今回の売買に当たり、室内納骨堂を展開する宗教法人も抵当権を設定するなど、解体後の新たな展開を匂わせる動きもある。



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