札幌市中央区南2条西10丁目で東急不動産(本社・東京都渋谷区)と東急グループのじょうてつ(同・札幌市白石区)、京阪電鉄不動産(同・大阪市中央区)の3社が大規模マンションプロジェクトを計画している。(写真は、東急不動産・じょうてつ・京阪電鉄不動産が建設するマンション予定地)

 建設予定地は、「いとう整形外科病院」の東側の隣接地で地下鉄西11丁目駅から近い立地。昨年まで、賃貸オフィス「ジムテル210」(1973年竣工、11階建て)、賃貸マンション「プレミアム210」(2005年竣工、10階建て)、「山内ビル」(3階建て)が建っていた場所。 現在は、東急不動産など3社が注文者となって建物の解体作業が行われている。解体工事を行っているのは、佐藤工業(本社・東京都中央区)と萩原建設工業(同・帯広市)の共同企業体。工期は8月末まで。

 更地になった後、9月頃から東急不動産、じょうてつ、京阪電鉄不動産の3社が分譲マンションを2棟建設する。敷地面積は約561坪(1854・48㎡)で、そのうち約248坪(820㎡)を建築面積として利用、地下1階、地上29階建て、戸数は179戸、延べ床面積は約4818坪(1万5900㎡)。建物の高さは94・33m。設計、監理は佐藤工業一級建築士事務所(東京都中央区)、施工は未定。京阪電鉄不動産が札幌で東急不動産などと共同でマンション開発に取り組むのは初めてのケースになる。高さ94m超は、近くにある札幌プリンスホテルのタワーより10mほど低いものの、この地区では珍しい高さのマンションになりそうだ。



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