自衛隊札幌病院跡地約4・9ha、長谷工不動産・積水化学が落札 マンション・商業施設の複合開発

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 札幌市豊平区平岸1条11丁目の自衛隊札幌病院跡地約4・9haを、長谷工不動産(本社・東京都港区)と積水化学工業(大阪本社・大阪市北区、東京本社・東京都港区)のグループが落札した。北海道財務局が16日、入札結果を発表したことで明らかになった。(写真は、北海道財務局が発表した入札結果発表資料から抜粋した複合開発のイメージ図)

 この跡地売却は事前に入札希望事業者の企画提案書を審査し、通過した事業者のみが入札に参加できる二段階一般競争入札を同局として初めて採用。企画提案書を提出したのは7グループ、審査を通過したのは3グループ。その後の価格競争入札で長谷工不動産・積水化学工業のグループが落札した。価格は売買契約締結後に公表する。

 提案概要によると、8階建て分譲マンション2戸(延べ床面積約2878坪=約9500㎡、112戸と同約2939坪=約9700㎡、116戸)と戸建て住宅31戸のほか4階建ての病院(延べ床面積約2000坪=約6600坪)、クリニックモール(同200坪=約660㎡)、家電量販店(同約1090坪=約3600㎡)、スーパーマーケット(同約878坪=約2900㎡)、飲食店(約57坪=約190㎡)からなる。

 分譲マンションを8階建てとし、北側隣接地と一定の距離を確保するほか商業エリアの建築物の高さを抑えて藻岩山の眺望を望めるようにする。緑化率は30%。4年後の24年9月に竣工を予定している。

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