札幌市中央区南2条西2丁目の角にある富樫ビル売却の入札が不調(不成立)に終わった。予定では昨年末に売却先を決め、2019年3月引き渡しだったが、売却価格15億円以上という価格面で折り合わなかったもようだ。(写真は、入札が不調に終わった富樫ビル)

 富樫ビルは、地下3階、地上9階建て。敷地面積約202坪(667㎡)、延べ床面積約2561坪(8452㎡)。曲長(かねちょう)富樫商店が1967年に建設、築52年目。地下には飲食店が入り、1階から5階は100円ショップの「ダイソー札幌中央店」が営業、6階から9階はオフィスや治療院、札幌二番街商店街振興組合の事務所などが入る。
 
 同ビルは、耐震基準を満たしておらず、耐震補強費用や建て替え費用の問題があるため所有者の富樫商店は売却を決めていた。仲介会社は、CBRE(本社・東京都千代田区)から三井不動産リアルティ(同・同)に移って入札を募ったが、応札があったものの昨年末までに売却先は決まらなかった。建て替えにはテナント退去が必要で、買主がテナントの立ち退き交渉などを行わなければならないためハードルが高かったもよう。
 売却交渉は仕切り直しになっているが、数社が水面下でビルのスクラップ&ビルドの手法などを検討しているという。



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