北海道内はもちろん全国各地から魅力的なスイーツやお菓子が札幌に大集合――6月24日(金)から7月3日(日)までの10日間、大通公園や百貨店などを会場に「北海道お菓子フェア2016」(実行委員会主催)が開催される。北海道新幹線新函館北斗開業と札幌商工会議所創立110周年を記念して行われるフェアで道内や道外観光客、訪日外国人など会期中60万人の来場を見込む。ポスターデータ(画像は、北海道お菓子フェア2016のパンフレット)

 豊富な食材とパティシエたちの溢れる意欲によって北海道のスイーツやお菓子は全国的に知られるようになってきた。新鮮で美味しい農畜産物を使ったお菓子は、増え続ける訪日外国人たちの人気も高い。
 今回のフェアは、日本の食料基地、北海道を札幌から発信するとともにスイーツ王国さっぽろを世界に知ってもらうのが目的で開催する。道内と東北のお菓子メーカーが一堂に会する機会となるもので、これだけ大規模にお菓子に絞ったフェアが札幌で開催されるのは、全国菓子博覧会が開かれた1968年以来48年ぶりとなる。
 
 会場は、大通公園2丁目と北3条広場「アカプラ」、丸井今井札幌本店、さっぽろ東急百貨店、札幌エスタ、新さっぽろサンピアザスイーツプラザで、市内の菓子店やホテル、カフェなど約130店が公式スイーツ店の「スイーツバル」として参加する。
 メーン会場の大通公園2丁目は、大型テントパビリオンとして300席を用意。スイーツと様々なカルチャー&エンタテインメントが楽しめる空間になる。「フーズアンドブレッド」(札幌市西区)とおやき、豆腐の「めめ」(同市中央区)が、“つくりたて”スイーツを提供するほか道内市町村の人気菓子店が日替わり出品するスイーツマルシェを展開。
 1200円(前売り、当日は1500円)のチケット購入で好きなお菓子2個とドリンクが選べる。この会場は90分入れ替え制で、おやつの午後3時を挟む時間帯にはお楽しみ抽選会も行われる。
 また、東京都出身でパリに拠点を置くパティスリー・サダハルアオキ・パリのシェフパティシエ、青木定治氏のトークショーも行われる。
 
 北3条広場「アカプラ」では、お菓子メーカーのパビリオンブースをはじめオープンカフェやイートイン、ワークショップやステージなどお菓子を楽しみ、その魅力に触れ合える空間にする。
 百貨店・駅ビル会場の丸井今井札幌本店一条館9階では「旅するスイーツ」、さっぽろ東急百貨店9階では「北海道・東北スイーツフェスタ」、札幌エスタ地下1階ではエスタ店オリジナルスイーツや夕張メロン即売会、北海道新幹線パッケージにスイーツを詰め合わせた限定ボックスの販売、新さっぽろサンピアザスイーツプラザでは、サンピアザ限定スイーツの販売などを展開する。
 
 フェアでは、各会場や公式スイーツ店共通で使用できるプレミアム付き共通商品券を発行、片手でスイーツを食べながら観光施設を街歩きする新たな観光スタイルを提案する「さっぽろワンハンドスイーツ」も体験してもらえるようにする。
 
 事務局を務める札幌商工会議所の食産業・貿易課・稲田健一主査は、「このフェアで北海道のスイーツやお菓子がさらに道内外に広く知られるきっかけになればと思います。多くのお客様に来ていただきたいですね。また是非とも地元の経済発展に繋がって欲しい」と話している。北海道お菓子フェア2016のホームベージは、http://www.okashi2016.jp/


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