札幌・狸小路5丁目の映画館「サツゲキ」が、2026年3月29日に閉館したことに伴い、建物を所有する谷井(札幌市中央区)と、2026年夏に同施設跡地で開業予定のLIVE HOUSE / CLUB「SYNC north」を運営するアーク(本社・札幌市豊平区)が、映画館で実際に使用されていた椅子を無償で提供するイベントを開催する。

この場所は、1925年(大正14年)に映画館「三友館」が開館し、1981年には新築されて「東宝プラザ」「プラザ2」の2スクリーン体制となり、その後、2020年に「サツゲキ」が4スクリーンの映画館としてオープンするなど、長年にわたり映画の灯をともし続けてきた。座席は、2006年に東宝プラザが入れ替えたものがシアター1とシアター4に使用され、サツゲキが入れ替えたものがシアター2とシアター3で使用されていた。
今回のイベントである「映画館の席、持って帰りませんか」は、長年札幌の文化を支えてきた映画館の椅子を廃棄するのではなく、札幌の街の記憶として未来へ残していくことを目的に企画された。
イベントは、2026年4月1日から4月4日の4日間にわたり、旧サツゲキで開催される。事前に応募フォーム(https://forms.gle/2U1KRcs5hZNFePFv8)からの申し込みが必要。対象は、映画館で実際に使用されていた椅子全454脚で、無くなり次第終了する。椅子は各自でマイナスドライバーやスパナなどの工具を持参して取り外し、持ち帰ることができる。連結部分の切り離しは主催側で対応可能。また、一部の椅子は「SYNC north」の店内でも使用される予定だ。
なお、「SYNC north」は2026年夏に開業予定で、北海道最大規模のLIVE HOUSE/CLUBとして狸小路5丁目に誕生する。総床面積は1500㎡で、昼間はライブハウス、夜間はナイトクラブとして稼働するハイブリッド型エンターテインメント空間だ。テーマは「秘密基地」で、ネオヴィンテージ調の内装と最新鋭の照明・映像システムを備えた非日常的な空間が特徴となる。



































