オフィスキューがコーディネート、今金・せたな2町特産品「半島食堂『十八番(おはこ)』」4品を販売

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 2019年に公開された映画『そらのレストラン』の舞台になったことをきっかけに、クリエイティブオフィスキュー(本社・札幌市中央区)と包括連携協定を締結した久遠郡せたな町は、隣接する瀬棚郡今金町と共同で、2町エリア特産品「半島食堂『十八番(おはこ)』」シリーズの第1弾として、4品を開発した。2025年4月1日(火)から、2町や札幌市内の一部店舗で発売される。(写真は、今金・せたな2町エリア特産品「半島食堂『十八番(おはこ)』」の発表会)

 2町は、2年前から国土交通省の半島振興協議会の助成を受け、クリエイティブオフィスキューのコーディネートで、2町の農畜産物を活用した特産品開発を進めてきた。今回、開発されたのは、「せたな産米 米麺(白米麺)」「今金産米 米麺(玄米麺)」「ポークと軟白長ネギのラー油」「ポークとトマトのボロネーゼ」の4品。「せたな産米 米麺(白米麺)」は、ゆめぴりか100%を使用し、コシが強く、もちもちとした食感とお米ならではの甘味が味わえる。「今金産米 米麺(玄米麺)」は、ゆめぴりかの玄米粉を使用して、もちもちとした食感と焙煎玄米の香ばしい風味が特長。

「ポークと軟白長ネギのラー油」は、今金町特産の軟白長ネギと、せたな町産のブランドSPF豚肉「若松ポークマン」を使い、軟白長ネギの甘みと豚肉のうま味が引き出した食べるラー油。「ポークとトマトのボロネーゼ」は、せたな町産の「若松ポークマン」と、今金町産のミニトマトを使ったパスタソースで、豚肉のうま味と味の濃いミニトマトの酸味が特長。製造は、「米麺」が安倫(函館市)、他の2品はアイビック食品(札幌市東区)のグループ会社、総菜開発(同)。

 2025年2月25日、同庁本庁舎2階の官民交流サロン「CONNECT」で、これら4品の発表会が行われた。2町連携特産品開発協議会会長の中島光弘今金町長は、「特産品開発は、両町が抱える人口減少対策や自治体魅力発信の起爆剤となって、今後の2町連携が、さらに進むことを願いたい」と話した。また、全国半島振興市町村協議会会長を務めるせたな町の高橋貞光町長は、「地域で最も優れている産品の中でも選りすぐりの産品を使った特産品が、今回の4品。必ず消費者の皆さんに喜んでいただけると思う」と自信を見せていた。

 発表会には、特産品のアレンジ例を考案した道立檜山北高校の生徒27人のうち、3人も参加、米麺を使用した冷麺のレシピについて「米麺の食感や風味を生かすことができた」などと特産品をアピールした。価格は未定だが、米麺は300円台後半、ラー油、ボロネーゼは800円~900円台になりそう。販売者は、「せたな産米 米麺」と「ポークと軟白長ネギのラー油」が、JA新はこだてせたな営農センター、「今金産米 米麺」と「ポークとトマトのポロネーゼ」は、オフィスキュー。

 販売場所は、今金町では、「Aコープいまかね店」「クアプラザピリカ」、せたな町では、「道の駅てっくいらんど大成」「温泉ホテルきたひやま」2町のふるさと納税返礼品にも採用される。札幌では、「rice noodle comen(札幌ステラプレイスイーストB1F、「space米と麦」内)、また、オフィスキューオンラインショップCUEPROでも販売される。

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