おにぎりのようなパン、「お米シロップ」使い新十津川町とセコマがコラボ

新商品

 セコマ(本社・札幌市中央区)は、樺戸郡新十津川町産酒米の粉から作ったシロップ(甘味料)を使用した「おにぎりパン」の販売を、10月4日から北海道の「セイコーマート」で開始した。酒米粉から作ったシロップを使用した新十津川町とセコマのコラボ商品は、2020年1月に発売した「しっとり紅茶ロール」「ふんわりライ麦ロール」に次ぐもの。(写真は、しんとつかわお米シロップを使用したおにぎりパン)

 酒造りでは、酒米の中心部だけを利用するため、新十津川町では削られて残る酒米粉の活用方法を探ってきた。2016年度から茨城県つくば市にある農研機構と共同研究を行い、酒米粉だけを使った甘味料「しんとつかわお米シロップ」の開発に成功、2020年12月に特許を取得した。この甘味料は、パンを美味しくすることもできるため、同町とセコマのコラボ商品として昨年、「しっとり紅茶ロール」「ふんわりライ麦ロール」を販売してきた。

 今回は、このシロップを使用したパン生地に、ツナマヨフィリングを包み、のりを巻いた「おにぎり」のようなパンをコラボ商品第2弾とした。商品名は、「おにぎりパン(ツナマヨ)しんとつかわお米シロップ使用」、価格は128円(本体価格)、138・24円(8%税込み)。道内のセイコーマート全店(1081店舗、2021年8月末時点)で4日から販売している。

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