食品スーパー2社2月度売上高はアークス102・6%、マックスバリュ北海道110・2%、雑貨系に駆け込み需要

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DSC_5694 アークス(本社・札幌市)とマックスバリュ北海道(同・同)の食品スーパー2社の2月度売上高が明らかになった。両社ともに新店を含めた全店ベース、既存店ベースともに前年2月の売上高を超え、雑貨系の一部では消費増税前の駆け込み需要が見られたという。(写真は、マックスバリュ北海道が展開する格安店のザ・ビッグ春採店=釧路市)
 
 アークスは全店が102・6%、既存店が102・0%。今期(2014年2月期)に入ってから全店・既存店ともに最も高い伸びを示した。
 
 客数は、全店で100・9%、既存店で100・3%、客単価は全店で101・7%、既存店で101・8%だった。同社の食品スーパー店舗数は、グループ全体で290店舗。
 同社では昨年3月~今年2月までの通期の売上高もまとめているが、全店は100・3%、既存店は99・1%だった。客数は、全店で99・9%、既存店で98・7%と13年2月期を割り込んだ。客単価は、全店で100・4%、既存店では100・5%だった。
 
 マックスバリュ北海道の2月度売上高は、全店で110・2%、既存店は105・8%だった。2月は1月に比べて降雪量が少ないなど天候が比較的良かったこともあって客数が伸び、客単価も微増傾向が続いているという。
 新店を含む全店ベースで110%と二桁の増加は11月に続いて2度目。「消費増税を前に格安店の『ザ・ビッグ』のお客様が集まる傾向が出ている」(広報)という。同社が全店・既存店ともに前年同月の売上高を超えたのは2月で42ヵ月連続を記録した。
 なお、14年2月期通期の売上高は、全店で107・5%、既存店で105・0%になった。

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