アークス(本社・札幌市中央区)の2026年6月度売上高は、全店ベースで前年同月比98・0%、既存店ベースで98・7%となり、2026年度(2026年3月~2027年2月)に入ってから初めて前年割れになった。前年に比べて日曜日が1回少ないという事情はあるが、「消費の潮目が変わった」(アークス関係者)という見方もあり、上半期の書き入れ時であるお盆商戦に向け、販売体制の見直しを進めている。
(写真は、アークスグループのラルズ旗艦店「スーパーアークスエクストラ」)
アークスの単月売上高は、2026年度に入ってからも好調に推移してきた。3月、4月、5月と全店ベース、既存店ベースともに前年を超えていた。客数も同様だった。しかし、6月に入ると一転、売上高、客数ともに全店、既存店ともに前年割れになった。前年よりも日曜日が1回少ない事情はあるが、売上高に直結する客数は、6月は全店が97・6%、既存店が97・4%となった。客数の落ち込みは、利用客が買い物回数を減らしていることを表している。商品価格の値上げが続き、買い物客の体感的には2割程度の割高感がある。生活防衛の意味からも、買い物回数を減らすことや買い上げ点数を減らす行動に繋がっている。
追い打ちをかけているのは、昨年の猛暑の反動。アイスや飲料が伸びていないほか、ビールなど酒類関係も鈍いという。タクシー業界と同様、「景気よりも天気」というセオリーが、一部でスーパーマーケット業界にも生きている。ナフサ不足に伴うトレーや包装資材の納入価格引き上げもあって、生鮮食品の売価への転嫁も今後出てくることは必至。アークスでは、トレーや包装資材の共通化や資材の配送回数を減らすことで納入価格の引き上げ幅を抑え、お客が納得してくれる値上げ幅を探る。上期最大の商戦であるお盆商戦に向け、アークスは販促策を練り直して対応する。6月度については他社も同様の傾向で、アークス以上に売り上げ、客数の減少となっているスーパーもある。


































