2014年は恵庭・千歳・苫小牧の道央ベルトラインで商業施設建設が目白押し 小売業界シェア変動は必至

流通

IMG_8636 恵庭、千歳、苫小牧の道央ベルトラインで2014年は商業施設建設が活発になりそうだ。大型ホームセンターや食品スーパーの建設計画が相次いで明らかになっているためで、比較的均衡が保たれていた同ラインのホームセンターや食品スーパー各社のシェアが一気に流動化しそうだ。(写真は、苫小牧市新開町2丁目のコメリパパワー苫小牧店進出予定地)
 
 恵庭、千歳、苫小牧の3地区ではここ数年、ホームセンターや食品スーパーの新規出店がなかった。食品スーパーでは居抜き出店や店舗建て替えなどはあったものの各社のシェアが大きく崩れるほどではなかった。こうした均衡市場を打ち破る新規店舗建設が12月に入って次々と明らかになっている。
 
 最も活発なのが苫小牧市。ホームセンター全国大手のコメリ(本社・新潟市)は14年9月オープンを目指して店舗面積9273㎡の大型ホームセンター「コメリパワー苫小牧」を新開町2丁目に建設する。コメリにとっては道内初の大型ホームセンター展開拠点になるため、総力を挙げて既存市場の切り崩しに着手すると見られ競争激化は避けられそうにない。
 
 また、食品スーパーでは、ディスカウント業態のトライアルカンパニー(本社・福岡市)が、柳町1丁目に「スーパーセンタートライアル苫小牧柳町店」(店舗面積約3800㎡)を14年7月下旬メドにオープンする。同社には、苫小牧市糸井にかつてのカウボーイパワーセンターを取得して営業している「スーパーセンタートライアル苫小牧店」があるほか、大成町には居抜き出店した小規模の「大成店」も展開しており、3店舗体制でさらなるシェアアップを狙う。
 
 こうした動きが表面化する一方で、マックスバリュ北海道(本社・札幌市)は、拓勇地区に土地を取得、またアークスグループ(同・同)のラルズ(同・同)も5年ほど前に同市東部地域に土地を取得している。両社共に店舗進出の機会を窺っていると見られ、建設の決断は同市の14年の動向がカギを握りそう。
 
 続いて千歳市でもトライアルアンパニーが新規出店する。14年7月下旬を目指し「スーパーセンタートライアル千歳清流店」(店舗面積約3800㎡)を清流2丁目に建設、ディスカウント旋風を巻き起こす考えだ。同市ではイオン北海道やラルズ、北雄ラッキー(本社・札幌市)、豊月(本部・苫小牧市)が合計5店舗営業しており競争がより激しくなるのは必至と見られる。
 
 また、恵庭市では大和リース(本社・大阪市)が恵み野里美2丁目で敷地面積7万8000㎡の大型ショッピングゾーン『フレスポ恵み野』を14年10月ヤオープン予定。ここには、大型ホームセンターや食品スーパー、家電量販店、衣料の店舗を配置するほか飲食店、クリニック、理美容などの施設も誘致する。
 
 核店舗になるホームセンターにはホーマック(本社・札幌市)がスーパーデポタイプの大型店で出店する構想があるほか食品スーパーではダイイチ(本社・帯広市)の出店が取り沙汰されている。
『フレスポ恵み野』は、恵庭市市街地の北西に位置し、後背地が住宅地ではないため市街地からの集客することになる。同市内には食品スーパーとして、ラルズやマックスバリュ北海道、豊月が店舗を展開、JR生鮮市場、さらにイトーヨーカドー恵庭店も含め7店舗あるため、こちらも買い物客の奪い合いは激しくなりそう。
 
 14年は、恵庭、千歳、苫小牧と続く道央ベルトラインで小売業界のシェア変動が顕著になりそうだ。

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