大和リース(本社・大阪市中央区)が手掛けた恵庭市恵み野の複合商業施設「フレスポ恵み野」が10日、グランドオープンした。昨年8月の起工式から8ヵ月で全施設が完成、午前9時のオープン前には約1000台収容の前面駐車場は満杯になるほど盛況だった。年間400万人の来客者数と、トータルで年間80億円の売上げを見込んでいる。IMG_4270(写真は、原田裕恵庭市長ら7人によるテープカット)
 
「フレスポ恵み野」の核テナントは2月26日にオープンしたケーズデンキ恵庭店と3月11日にオープンしたDCMホーマック恵庭店、それにこの日に営業を始めるダイイチ恵み野店。ダイイチの店内と繋がったモールにはABCマートやザ・ダイソー、サッポロドラッグストアー、メガネサロンルック、ライトオンなどのほか飲食や携帯電話ショップなど20店舗が入っている。
 
 この日は、肌寒い天候でオープニング式典が行われた午前8時半ころは冷たい風が吹き、屋上のアドバルーンも傾きがち。
 来賓として出席した原田裕恵庭市長は、「この地区は開発が進まなかったが新しい街に変貌しつつある。商業施設のオープンは街の発展に大きな可能性を見出すことになる」と挨拶した。
 主催者を代表して大和リースの森田俊作社長が、「オープニングガーデンの街として知られる恵庭市の特徴を継承するため、モール施設の正面に1500㎡のガーデンスペースを設けた。地域の方々に季節の花や野菜を植えていただき街の価値向上に繋がるようにしたい」と述べた。
 
 その後、恵庭岳太鼓保存会の男女4人による演舞が行われお祭りムードを盛り上げ、原田市長や森田社長、ダイイチの鈴木達雄社長、サッポロドラッグストアーの富山睦浩社長など7人がテープカット、午前9時にグランドオープンした。

IMG_4304(モールには多くのお客が詰めかけた)
  
「フレスポ恵み野」は、サウスエリア(敷地面積約2万2000㎡)にケーズデンキ恵庭店、ノースエリア(同5万6000㎡)にダイイチとモール、DCMホーマックの店舗が配置されている。総事業費は48億円。
 
 大和リースは、道内にショッピングセンター(SC)として「フレスポ」を10ヵ所、「ジョイフルショッピングウォーク」の名称のSCを室蘭市で1ヵ所運営している。なお、札幌市白石区のSC「イーアス札幌」は大和ハウス工業のSC。大和リースは大和ハウス工業の完全子会社。


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