コープさっぽろがボジョレ・ヌーボー解禁日に対抗、田辺由美氏招いた「道産ワイン新酒を祝う会」

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IMG_9653IMG_9660IMG_9675IMG_9672 コープさっぽろ(本部・札幌市)は21日、京王プラザホテル札幌1階のレストラン「グラスシーズンズ」で道産ワイン新酒を祝う会を開いた。日本を代表するワイン専門家の田辺由美氏と一緒に白ワインをジョッキで楽しむ本場オートスリアの“ホイリゲ”を模したイベントで今回が3回目。抽選で選ばれた50組100人がワイン新酒と道産素材の料理を堪能した。(写真上段左はコープさっぽろ大見英明理事長、右は田辺由美氏。写真下段左は道産食材を使った料理、右は飲み放題で振る舞われた道産ワインの新酒)
 
 コープさっぽろは、道内のワイナリーを支援し道産ワインの地位向上に取り組んでいる。ワインの本場、オーストリアではホイリゲと呼ばれるワイン酒場でその年に取れたワイン新酒を地元の料理とともに味わう習慣があり、コープさっぽろは3年前からホイリゲ北海道とネーミングした各種のイベントを展開。
 
 ボジョレ・ヌーボーの解禁日である11月の第3木曜日に合わせて田辺氏を招き、参加者とともに新酒を祝う会を開催しているのもその一環。田辺氏は池田町出身で日本を代表するワインの専門家。2010年にはフランスから農事功労賞も授与されている。
 
 祝う会で出されたワイン新酒は、道内6ワイナリーが醸造したコープさっぽろのオリジナルブランド。本場では微発泡の白ワインを楽しむため会場に用意されたのも白ワインが中心。ジョッキは小樽の大正硝子館がこの日のために作った特注品。ワインとともに道産の農畜産食材を使った料理も揃えられ、参加者たちはワインの飲み比べとともに旬の道産料理を思い思いに楽しんでいた。
 
 大見英明理事長は、「北海道のワインがボジョレ・ヌーボーに対抗できないのかと生産者の皆さんと話をして、3年前から道産のボジョレ・ヌーボー作ることを始めた。今年は予約が9400本になった。来年は1万本を超えると思う。道産ワインのボジョレ・ヌーボーを飲み比べてどこまで進化したかを確かめていただきたい」とアピールしていた。

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