「ロピア」、6年後に北海道20店舗、売上高1000億円は実現するか

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 OICグループ(本社・川崎市幸区)は、2032年2月期に売上高2兆円の実現を目指しているが、その中核子会社であるロピア(同・同)は、北海道で同じ2032年2月期に売上高1000億円、店舗数20店舗を目標にしている。道内に本社を置くスーパーでは、イオン北海道(同・札幌市白石区)、コープさっぽろ(同・同市西区)、ラルズ(同・同市中央区)に次ぐ4番手を狙う。(写真は、2026年1月13日にオープンした「ロピア中の島店」)

「ロビア」は、2024年11月に「イトーヨーカドー屯田店」(札幌市北区)跡に居抜き出店、北海道に進出した。その時に「ロピア」は、2032年2月期に道内25店舗、売上高1000億円を目標にした。店舗はその後、2025年2月「福住店」(同市豊平区)、同年4月「ビバホーム清田店」(同市清田区)、同年5月「琴似店」(同市西区)と続き、2026年1月に「中の島店」(同市豊平区)をオープンさせた。2024年11月の初出店以来、1年2ヵ月で5店舗というハイペース出店を実現した。

 ロピアは「中の島店」出店を機に、2032年2月期の目標を軌道修正、20店舗、売上高1000億円とした。売り上げは変えずに店舗数を減らすことにした。その理由は、札幌市内で空き物件が少ないこと。当初の目論見が甘かったことになるが、売上高は変えておらず、1店舗当たりの平均売上高は、40億円から50億円に引き上げられた。

 総合スーパーを除いて、食品スーパーで年間売り上げ50億円という店舗は、北海道では数えるほどしかない。業界筋では、ロピアの売り上げを「屯田店」40億円、他は30億円、今回の「中の島店」は40億円と見立てている。ヨーカドー店舗跡の「屯田店」は、館全体にテナントが埋まり、売り上げの相乗効果が期待できるが、「福住店」「琴似店」のテナントは半分しか埋まっておらず、相乗効果が出てくるには、まだ時間がかかる。

 道内スーパー各社は、地域に根付いて時間をかけて現在の地位を確立してきた。数十年をかけて売上高1000億円を超えるまでに成長しており、道内でセルフサービスを初導入した「ダイイチ」は、創業から67年を経て、600億円をようやく超えようという位置にいる。「ロピア」が狙う1000億円を今後6年間で達成するには、時間を買うM&Aが中心になりそう。食品スーパー以外の異業種M&Aも無縁ではないだろう。「ロピア」進出から1年が過ぎ、地場スーパー各社や「トライアル」「ドン・キホーテ」など道外勢を交えた「ロピア」を巡る実弾戦と神経戦が、いよいよ本格化する。

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