セコマ(本社・札幌市中央区)グループのセイコーマート(同・同)は、同じくセコマグループのハセガワストア(同・函館市)が函館地区で展開している「ハセガワストア」を併設した「セイコーマート」を、2025年10月上旬に函館市内でオープンさせる。函館と北海道のご当地コンビニが合体した珍しいコンビニになりそう。(写真は、「ハセスト」併設「セイコーマート」の建設現場)
ハセガワストアは、函館市や北斗市、七飯町の函館地区に13店舗の「ハセガワストア」を展開している。人気メニューはやきとり弁当で、1978年の創業以来、「ハセスト」の看板商品で、注文を受けてから作る出来たてを守り続けている。やきとり弁当は、函館商工会議所創立130周年事業の一環として現在、函館市内の観光スポットで販売されている「街ガチャin函館」のアクリルキーホルダーにも採用されるなど、ご当地弁当として地元客、観光客に根強い人気がある。
セイコーマートは、函館市内に30店舗の「セイコーマート」を展開しているが、これまでは、それぞれ別々の屋号での展開だった。今回、「ハセガワストア」を併設した「セイコーマート」を初めて展開することになった。現在、建設中の「セイコーマート函館ベイ店」(大手町5-9)がそれで、建設場所は、開港通り沿いにある「函館国際ホテル」の東隣。「ニチロビルディング」跡地を利用している。函館朝市や金森倉庫にも近く、函館のコンビニブランドと北海道のコンビニブランドのコラボは、注目を集めそうだ。なお、近隣の「ハセスト」は、「ベイエリア店」(末広町23-5)で、ご当地バーガー「ラッキーピエロ」と並んでおり、こちらもご当地色が強い店舗となっている。