「業務スーパー」札幌1号店、ほぼ1年ぶりに復活へ

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「業務スーパー」の札幌1号店で、2024年8月に閉店した「すすきの狸小路店」が、ほぼ1年ぶりに復活する。運営業者が代わって、店舗名も「狸小路2丁目店」(札幌市中央区南2条西2丁目6おくむらビル1階)に変更、2025年6月26日(木)にオープンする。(写真は、2025年6月26日に再開する「業務スーパー狸小路2丁目店」)

「すすきの狸小路店」は、2013年8月22日、「業務スーパー」の札幌1号店として、ケヒコ(本社・横浜市中区)が、神戸物産(同・加古川市)のFC(フランチャイズ)店舗として出店した。ケヒコは、港運会社のグループ会社として業務多角化を目的に「業務スーパー」のフランチャイジー(加盟店)になり、北海道での展開を開始、「すすきの狸小路店」は、同社にとっても1号店だった。

 その後、ケヒコは、港運会社から離脱して独立、順調に道内で店舗数を増やしていった。しかし、2024年に入って労使紛争が泥沼化。業績は堅調だったが、経営者による資金流用などで自己破産。道内7店舗が一斉閉店、「すすきの狸小路店」もその1店舗だった。

 それから、ほぼ1年目の2025年6月23日、「狸小路2丁目店」として復活する。運営業者は良知経営(本社・川崎市宮前区)。同社は、神戸物産のフランチャイジーとして関東、北陸などで約70店舗の「業務スーパー」を展開しており、北海道でも運営している。同社は、ケヒコが運営していた「室蘭店」(室蘭市、2025年3月13日オープン)、「滝川店」(滝川市、同年5月22日オープン)を承継、復活させており、「狸小路2丁目店」は、それに続くもの。同社が道内で展開する「業務スーパー」は、これで7店舗になる。

「狸小路2丁目店」がある狸小路商店街は、多くのインバウンドや国内観光客で賑わっている。ほぼ1年間、シャッターが降りたままだった店舗に、ようやく賑わいが戻ってくる。なお、「業務スーパー」の北海道1号店は、2013年4月18日にオープンした「本通店」(函館市、三和物産=本社・青森市=がFC展開)。

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