稚内のスーパー「相沢食料百貨店」運営の「北のはしベーカリー」、ニューヨークADCブランディング部門銀賞

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 稚内市のスーパーマーケット、相沢食料百貨店が運営する「北のはしベーカリー」が、歴史と権威のあるニューヨークのアートディレクターズクラブ(ADC)賞において、ブランディング部門銀賞を受賞した。(画像は、ニューヨークADC賞ブランディング部門銀賞を受賞した「北のはしベーカリー」の店舗)

 ニューヨークADC賞は、100年以上の歴史を持ち、世界で最も権威のあるデザイン賞の一つとして知られている。104回目を迎えた2025年は、世界70ヵ国以上から寄せられた数千点の応募の中から、厳正な審査が行われた。今回、「北のはしベーカリー」のブランドコンセプト、ロゴデザイン、パッケージ、店舗デザインなどの一貫したブランド体験が、高く評価された。クリエイティブディレクションは鎌田順也氏、ブランディングデザインは同氏と三本木千和氏。

「北のはしベーカリー」は、最北の地である稚内の素材を生かし、無添加、長時間発酵で焼き上げられる食パン「北のはし食パン」をはじめとするベーカリーブランド。「北のはし食パン」は、小麦粉、酵母、食塩、水の4つだけでできており、日持ちはせず甘くもないが、身体にやさしくおいしいのが特徴。食パンも含めて、毎日安心して食べられる食事パンをテーマに、地域に寄り添うパン作りを進めている。

 相沢食料百貨店は、日本最北端のまち、稚内市で1923年に創業したローカルスーパーマーケット。今回の「北のはしベーカリー」の他にも、「ご当地スーパーグランプリ2022」(一般社団法人全国ご当地スーパー協会主催)でグランプリを受賞した「がんばる無添加弁当」など、身体にやさしい自社商品を中心に、地域とともに“これからの食のあたりまえ”を作るスーパーを目指している。また、オンラインショップにも注力して、最北のめぐみを全国に発信している。

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