「業務スーパー」跡に「セカンドストリート」が居抜き出店、リユースショップ続々と

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 苫小牧市新開町3丁目1-10で展開していた格安スーパー「業務スーパー苫小牧東店」が閉店してからおよそ10ヵ月、その店舗跡に2025年5月30日、リユースショップの「セカンドストリート苫小牧東店」が、居抜き出店した。国内リユース市場は、拡大成長を続けており、「セカンドストリート」の居抜き出店が、道内でも続きそうだ。(写真は、2025年5月30日にオープンした「セカンドストリート苫小牧東店」)
(写真は、閉店した頃の「業務スーパー苫小牧東店」)

「業務スーパー苫小牧東店」は、2022年10月にオープンした格安スーパー。不動産賃貸業の谷岡緑化(本社・苫小牧市)が店舗所有者で、ケヒコ(同・横浜市中区)が賃借、神戸物産(同・加古川市)のFC(フランチャイズ)店舗として営業を開始した。しかし、ケヒコの自己破産で、2024年8月から空き店舗になったままだった。

 今回、「セカンドストリート」を展開するゲオホールディングス(同・名古屋市中区)の子会社、セカンドストリート(同・同)が、谷岡緑化から店舗を賃借して「セカンドストリート苫小牧東店」をオープンさせた。「セカンドストリート」は、全国に896店舗(2025年5月末)を展開しており、そのうち道内では、今回の「苫小牧東店」を含めて50店舗(セカンドアウトドア、セカストインテリア、ジャンブルストア、オキドキなどを含む)になった。

 リユース市場は、物価上昇による消費者の生活防衛意識の高まりや、リユースショップの利用に抵抗がない「リユースネイティブ世代」が増えており、長期的成長が続くとみられている。セカンドストリートは、2026年3月期に、国内60店舗を出店する計画で、道内でもドラッグストアなどの空き店舗への居抜き出店が、目立つようになりそうだ。

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