ダイイチ、2025年9月中間期で札幌ブロック売上高100億円に

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 ダイイチ(本社・帯広市)の2025年9月期の中間期決算(2024年10月1日~2025年3月31日)は、新規出店に伴う設備投資、人件費など販管費および一般管理費の増加で、営業利益は、前年同期比33・5%減の7億6900万円になった。売上高は、新店3店舗のオープンもあって、同9・8%増の285億7500万円。営業減益に伴い、売上高営業利益率は、2・7%と前年同期より1・7ポイントの大幅低下になった。(写真は、2024年11月8日にオープンした「ダイイチ千歳店」)

 札幌ブロックは、「千歳店」「アリオ札幌店」の出店で、店舗数は9店舗となり、中間期売上高は、前年同期よりも21・2%増えて100億円、初の大台に乗せた。本丸の帯広ブロックも、「稲田店」の出店があって、店舗数10店舗となり、中間期売上高は114億2600万円、前年同期より8・9%の増加。札幌、帯広両ブロックに比べて元気がないのが、旭川ブロック。新店もなく7店舗体制を継続したが、中間期売上高は、前年同期よりも1・7%減の71億4700万円になった。

 売上総利益率(粗利)は、25・5%で前年同期よりも0・2ポイントの減少。商品の値上がりを価格に十分に転嫁できていないことがうかがえる。2025年9月通期の売上高は、前期比12・9%増の585億円を予想するが、粗利の減少と販管費増によって営業利益は同13・8%減の16億5000万円、経常利益は同15・7%減の16億5000万円、純利益は同15・8%減の12億円での着地を予想している。

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