アークス(本社・札幌市中央区)の2019年2月期決算は、期前半の天候不順や昨年9月の北海道胆振東部地震以降の消費者心理の落ち込みなどの影響で売上高は前期比0・3%減の5122億4600万円、純利益も商品廃棄などの特別損失8億7100万円を計上したことによって同0・8%減の101億6800万円と減収減益になった。営業利益は、胆振東部地震後の特売やチラシ販促の一時中止で宣伝装飾費が減少して粗利(売上総利益)が上昇、同2・6%増の148億2100万円になった。売上高営業利益率は、2・89%と前期より0・1ポイント上昇した。(写真は、札幌市中央区のアークス本社)

 グループのシナジーを追求する商流改革と商品調達プロジェクトについて、18年11月にグループ事業子会社8社の特定カテゴリーの主要仕入れ先を統一、グループ規模を生かすようにした。商品ロス率の改善や人時(にんじ)生産性(従業員1人の時間当たりの生産性)を高めるため店舗運営情報共有会で各社店舗のバックヤード在庫の適正化に向けた改善策を実施した。

 物流面では、ラルズと東光ストアの冷凍・冷蔵商品の共同配送を18年6月から開始したほか、ラルズのデリカセンター機能を一部拡充、道南ラルズのデリカセンターも18年10月から新設稼働させた。「アークスRARAカード」の会員数は前期比約4万人増の293万人になった。

 期中の店舗展開として、新規出店は18年11月の「スーパーアークス新琴似店」(ラルズが運営、札幌市北区)、「ユニバース矢巾店」(ユニバースが運営、岩手県紫波郡矢巾町)、18年10月には「ユニバースみたけ店」を「ユニバース盛岡みたけ店」(盛岡市)として移転新築した。

 改装は、「東光ストア円山店」(札幌市中央区)や「ラルズマートおたる山の手店」(小樽市)、「スーパーアークスウェスタン北彩都」(旭川市)など16店舗、閉店は「フクハラ西5条店」(帯広市)など4店舗で、期末の総店舗数は334店舗(北海道220店舗、青森県39店舗、岩手県68店舗、秋田県1店舗、宮城県6店舗)。

 20年2月期は、従業員の働き甲斐の向上を図るため新人事制度を19年3月からグループ全社で導入、「システム統合基盤構築プロジェクト」の新基幹システムは、19年7月1日から稼働させる。売上高は、19年2月期比1・5%増の5200億円、営業利益は同0・1%増の148億3000万円、純利益は同1・7%減の100億円を予想している。



3人の方が「この記事が参考になった」と言っています。