JR南千歳駅アルカディア側口近くにある「千歳アウトレットモール・レラ」の閉業が、迫ってきた。併設している駐車場が閉鎖されるためで、2025年5月下旬頃には、施設閉業の可能性もある。(写真は、「千歳アウトレットモール・レラ」)
「千歳アウトレットモール・レラ」は、2005年にオープン。当時の店舗面積合計は約9087坪(2万9990・34㎡)で、飲食店や物販店、サービス、アトラクションなど約130のテナントが入っていた。開業から数年間は、アウトレットの人気の高まりとインバウンドの隆盛と重なり、賑わった。
しかし、コロナ禍前から近隣の競合施設の増加などによって競争力が低下。店舗設置者の三菱UFJ信託銀行(本店・東京都千代田区)は、2024年11月、北海道に大規模小売店舗立地法に基づく店舗廃止の届け出を行い、大店立地法に基づく施設運営は終了した。この時点での店舗面積は、134坪(約444㎡)となった。現在、入居している店舗は、「クリスピークリームドーナツ」と「北海道新発見ファクトリー」の2軒で、他に保育園も入っている。
施設側は、2025年4月24日(木)に、施設に隣接している駐車場(1400台収容)と大型バス専用駐車場(16台収容)を閉鎖する。同日以降は、施設の敷地内(ゲート付近)が駐車場となる。「クリスピークリームドーナツ」は、店舗兼工場をこの場所で展開しており、店舗で販売している期間限定商品は、2025年5月下旬まで販売されている。今回、駐車場の閉鎖日が決まったことで、「レラ」の閉業も近づいてきたようだ。