【2024年2月期決算】イオン北海道、売上高6・3%増、営業利益23・9%減

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 イオン北海道(本社・札幌市白石区)の2025年2月期決算は、売上高3540億1800万円、営業利益78億9200万円、純利益36億600万円となり、前期比6・3%の増収、23・9%の営業減益、41・6%の純利益減。西友9店舗承継分と新店、既存店の売り上げが伸びたが、利益が伴わなかった。客数は、前期比99・8%と、2021年月期の同93・6%以来の前期割れとなった。(写真は、2024年9月にオープンした「イオン旭川春光ショッピングセンター)

 業態別売上高は、GMS(総合スーパー)が前期比104・7%(うち既存店101・7%)の1952億3600万円、SM(ス―パ―マーケット)が同107・7%(既存店102・0%)の1074億9700万円、DS(ディスウカントストア)が同108・8%(既存店106・3%)の563億7100万円だった。ライン別では、衣料部門は前期比99・2%(既存店98・4%)の202億7900万円、食品部門は同107・9%(既存店102・8%)の2894億7100万円、住居余暇部門は同105・3%(既存店102・4%)の441億3000万円だった。食品部門の構成比は、81・8%と前期よりも0・6ポイント増えた。

 期中の設備投資額は、228億7400万円で、前期の118億800万円からほぼ倍増した。内訳は、新店投資97億3000万円(前期は33億1600万円)、既存店投資21億9900万円(前期は21億200万円)、IT投資は2億500万円(前期は1億1900万円)、その他が107億3800万円(前期は62億7000万円)。

 有利子負債は、長期借入金が302億円と、前期比265・0%、短期借入金も160億円で前期比146・8%となり、有利子負債計は、464億4100万円で前期比206・0%になった。主な指標は次の通り。■粗利率25・2%(前期比0・1ポイント減)■売上高販管費比率29・6%(前期比0・6ポイント上昇)■売上高営業利益率2・2%(前期比0・9ポイント減)

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