有限会社スーパーヒロセ(本社・釧路郡釧路町)が、2025年4月下旬、釧路の台所として知られる「和商市場」(釧路市黒金町13丁目25)内に出店することを本サイトは既報したが、同店は、野菜やグロサリー食品に特化して、鮮魚、精肉を扱わないカテゴリー特化型店舗になることが分かった。(写真は、鮮魚店が並ぶ「和商市場」)
スーパーヒロセは現在、生鮮食品とグロサリー食品、惣菜類などを扱うスーパーマーケット「スーパーヒロセ睦店」(釧路町)を展開している。以前は、釧路市内でも複数のスーパーを展開していたが、人口減少に伴う売り上げ減で、1店舗に集約してきた経緯がある。同社は、グループ会社で、釧路のソウルフードとも呼ばれる「カレーチキン」の「ジョイパックチキン」も展開しており、2024年11月には、「ジョイパックチキン和商市場店」を出店していた。
今回、和商市場側からの要請もあって、野菜類と調味料や缶詰など常温のグロサリー食品を扱う「スーパーヒロセ和商市場店」をオープンさせることにした。「和商市場」には、鮮魚や精肉、果物などを扱う店舗が入っているが、野菜全般を扱う店舗が移転、利用客である飲食店などから、野菜の取り扱いを望む声が多かった。
スーパーヒロセは、「ジョイパックチキン」の向かい側にある空きブース2区画を利用して、店舗を構える。同社によると、「大根やニンジン、キャベツ、きゅうりなど一般使いの野菜類を揃えて、飲食店の方々も利用しやすい店舗にしたい。オープン後は、お客さまの声を聞いて品揃えを広げていきたい」と話している。なお、「スーパーヒロセ睦店」で製造した弁当や惣菜は、「ジョイパックチキン」のコーナーを使って、一部販売している。