札幌大通ゾーンのラ・ガレリア(南1西3)に「H&M」が今秋オープン、06年のアップルストア以来の賑わいに期待高まる

流通

IMG_8481 スウェーデンに本拠があるカジュアル衣料品店、H&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)が今秋、札幌大通にオープンする。流行の衣料品を低価格で販売するファストファッションでユニクロやギャップなどに比べファッションに特化した衣料品が人気。出店場所は、中央区南1条西3丁目のラ・ガレリア(丸一ビルヂング)。ビルオーナーのまるいち斉藤友子社長は「大通ゾーンの新しい顔として集客が期待できる。とても楽しみ」と言う。(写真は、H&M出店の改修工事が進むラ・ガレリア)
 
 H&Mは札幌初進出。H&Mと同じファストファッションのライバルであるZARAは互いに隣接した立地で出店しており、今回、札幌で先行してIKEUCHI・ZONE(南1西2)内に出店しているZARA(地下1階~2階)の西隣のラ・ガレリアの地下1~2階、地上1~2階の4フロア(約1900㎡)に出店することになった。
 
 H&Mが出店するスペースには3月末まで日産ギャラリーが営業していたが10年間の賃借期間が切れたことから撤退。
 
 H&Mは、昨年春から札幌進出を検討。駅前ゾーンは路面店には適さないとして大通ゾーンに的を絞り、好適地を探していた。日産ギャラリーの撤退を見越して早くから出店の意向をまるいち側に示してきた。
 
 とりわけ、スウェーデンと北海道・札幌は気候風土が似ていることから、H&M経営陣は札幌進出を切望していた。オープンは今秋としており明確な日時は未定だが、H&Mの本国経営陣はオープン前に札幌店を視察する予定。スウェーデン経営陣がオープン前に新店を訪問するのは異例。
 
 昨年11月に国内21店舗目として出店した仙台さくら野百貨店仙台店は、首都圏と異なりF1層(20~34歳の女性)以外の幅広い顧客を集めていることから、札幌店でも婦人服、紳士服、子供向けなど幅広い品揃えで集客する。
 
 大通ゾーンでは、2006年6月に札幌三越東隣にオープンしたアップルストア札幌店以来の賑わいが期待できそう。

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