2024年11月にTOB(株式公開買い付け)でトラストアップ(本社・東京都中央区)の子会社になったマックハウス(同・同都杉並区)が、2025年4月、「マックハウス スズランプラザ帯広店」(帯広市)を出店する。(写真は、「マックハウス」の店舗看板)
カジュアル衣料品の「マックハウス」は、4~5年前から全国的に店舗閉鎖を実施してきた。業績不振によるもので、北海道でも2021年初めの時点で、「マックハウス」14店舗、「アウトレットJ」、「マックハウススーパーストアフューチャー」が各2店舗、「NAVY.」1店舗の計19店舗があったが、現在は、「マックハウス」8店舗、「マックハウススーパーストアフューチャー」2店舗、「アウトレットJ」1店舗の計11店舗に減少している。
マックハウスの株式を約60%保有していた、靴専門店チェーンを展開するチヨダ(本社・東京都杉並区)は、2024年11月に、トラストアップが組成するG Future Fund1号投資事業有限責任組合のTOBに応じ、同組合の親会社であるトラストアップが、マックハウスの親会社になった。今年に入ってマックハウスは、第三者割当による新株予約権発行で約20億円を調達、借入金返済などに充てるとしている。
そうした中、閉店モードが続いていた道内で、久々の新規出店をすることになった。新店舗は、旧イトーヨーカドー帯広店跡のニッテンスズランプラザ2階に出店。帯広市内では、「帯広白樺通店」に続く2店舗目となる。道内の「マックハウス」は現在、函館市2店舗、札幌市、北広島市、旭川市、帯広市、滝川市、上川郡東神楽町に各1店舗、「マックハウススーパーストアフューチャー」が、札幌市と北斗市に各1店舗、「アウトレットJ」が、札幌市に1店舗の内訳になっている。