ダイイチ(本社・帯広市)のその他関係会社に、2025年2月28日付でヨーク・ホールディングス(本社・東京都千代田区)が加わる。これにより、ダイイチのその他関係会社は、イトーヨーカ堂(同・同都品川区)、セブン&アイ・ホールディングス(同・同都千代田区)と合わせて3社になる。(写真は、ダイイチ本社)
その他関係会社とは、ある会社の議決権(株式)の20%以上を有する(親会社を除く)など、ある会社の財務および営業または、事業の方針の決定に対して、重要な影響を与えることができる会社のこと。イトーヨーカ堂は、ダイイチの発行済み株式の30・36%を直接保有しており、イトーヨーカ堂の完全親会社であるセブン&アイ・HDが、同数の株式を間接保有している。
セブン&アイ・HDは、2025年1月9日の取締役会で、同年2月28日を効力発生日として、セブン&アイ・HDの完全子会社であるヨーク・HDを株式交換完全親会社とし、イトーヨーカ堂を株式交換完全子会社とすることを決議した。その結果、ダイイチのその他関係会社は、株式を直接保有しているイトーヨーカ堂、間接保有のセブン&アイ・HDに加えて間接保有のヨーク・HDが加わることになった。
ヨーク・HDは、2024年10月11日に設立され、2025年2月28日に、イトーヨーカ堂 、ヨークベニマル、ロフト、赤ちゃん本舗、セブン&アイ・フードシステムズ、セブン&アイ・クリエイトリンク、シェルガーデンを株式交換で完全子会社化する。セブン&アイ・HDは、ヨーク・HDの株式の過半を売却する予定で、既に一時入札が終わっており、2025年春までに売却先を決める。セブン&アイ・HDは、ヨーク・HDを持ち分法適用会社にする。