北雄ラッキー、2025年2月期決算の業績予想下方修正

流通

 北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)は2025年1月9日、2025年2月期の通期業績予想を下方修正したと発表した。営業利益は、当初予想より半減し、売上高営業利益率は0・5%台になる。(写真は、「ラッキー倶知安店」)

 同社によると、業績予想修正の理由として、買い物客の節約志向に対応するため、原材料上昇に伴う仕入れコスト上昇分を全て価格に転嫁できず、粗利(売上総利益)が、想定を下回ったためとしている。「スーパーくまがい」(白老郡白老町)の事業譲受や「ラッキーマート南幌店」(空知郡南幌町)の開店経費発生などは、人件費の最適化なとによって賄えたものの、粗利の減少を補えるまでには至らなかった。また、財務体質の改善を目的に、40億円のシンジケートローンを組成したことで、計画外の手数料が発生したことも響いた。

 修正によって、売上高は369億円となり、当初予想の1・3%減、営業利益は2億1000万円と同57・7%減、経常利益は1億8000万円と同65・4%減、純利益は1億2000万円と同66・7%減少する。2024年2月期との比較では、売上高は2・7%減、営業利益は58・8%減、経常利益は66・4%減、純利益は60・8%減になる。これに伴って、売上高営業利益率は、1・3%から0・5%に0・8ポイント減少する。

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