函館・大泉市政公約「誰ひとり取り残さないまちへ」をコンセプトにした商業施設「グランディール イチイ」あす開業

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  旧イトーヨーカドー函館店跡を利用した大型商業施設「グランディール イチイ」(函館市美原町1丁目3-1)が、あす2024年12月20日(金)にグランドオープンする。ヨーカドー閉店から2年5ヵ月、再び灯りが点り、賑わいが復活する。(画像は、あす開業する「グランディール イチイ」のパース)

 ヨーカドー函館店の土地建物は、一位物産(本社・函館市)の所有。建物は、1980年に竣工した地下1階、地上2階建て、売り場面積は約3939坪(約1万3000㎡)。ヨーカドーは、中核テナントとして40年以上、営業を続けてきたが、2022年7月に閉店した。それから2年5ヵ月、商業施設名に所有会社名の一位を引用、コンセプトに「新しい記憶を創る」と大泉函館市政の公約である「誰ひとり取り残さないまちへ」の協力を示すように、「誰ひとり取り残さない」を掲げた。

 その象徴となるのが、2階にある「いちいの森」。障害のある、なしに関係なく、一緒に子どもたちが遊べる北海道初の全天候型インクルーシブ屋内広場(約454坪=約1500㎡)で、函館市の「子どもの居場所」も設置する。また、大学連携ブース、地域連携ブースも設ける。「西松屋チェーン」も入る。

 施設の中核テナントは、地下1階の「スーパーセンタートライアル」で、同階には、ドラッグストアの「ココカラファイン」、道南初進出のイタリアンワイン&カフェレストラン「サイゼリア」(2025年1月下旬オープン)、「美唄焼き鳥惣菜 炎」、餅大福「えにかいたもち」、カフェ「SOUNTRA COFFEE AND MUSIC」、貴金属買取「買取専門店さすがや」、携帯電話ショップなどが入る。

 1階には、北海道初のレディース・メンズ・キッズ「coca」、「ダイソー」、道南初の「Standard Products」、道南初・北海道最大面積のインナー「tutuanna GRANDE」、道南初のカプセルトイ専門店「gashacoco」、「メガネのプリンス」などが入る。「グランディール イチイ」は、商業空間だけでなく社会交流空間を複合化させることで、運営者となる一位物産の基本理念、「ひたすらの道」を進むことになる。

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