「西友福住店」が、ディスカウントストア(DS)の「ザ・ビッグ福住店」(札幌市豊平区福住1条3丁目10)に生まれ変わって、2024年11月30日にオープンした。イオン北海道(本社・札幌市白石区)による、道内の西友9店舗承継に伴うもので、DS業態である「ザ・ビッグ」になったのは、同店が初めて。(写真は、2024年11月30日にオープンした「ザ・ビッグ福住店」)
「ザ・ビッグ」は、スーパーマーケット(SM)よりも低価格で商品を販売する業態で、イオン北海道は、道内23店舗、そのうち札幌市内に9店舗を展開している。札幌市内での「ザ・ビッグ」の登場は、2012年10月に「マックスバリュ」から転換した「ザ・ビッグ東雁来店」(同市東区)以来で、12年ぶりとなった。
(写真は、オープン後の店内※許可を受けて撮影しています)
この日は、雪がちらつく曇天の朝となったが、約30人が店舗入り口に並んだ。氷点下に近い気温だったこともあり、9時オープンを前倒し、8時45分に開店した。品揃えは、「ザ・ビッグ」の標準タイプで、SKU(在庫保管単位)は約9000。惣菜は石狩PC(プロセスセンター)から搬入する商品とインストア製造している商品があり、売れ行きを見ながら商品の改廃を行う。フルセルフレジ8台、セミセルフ精算機8台。
(写真は、惣菜売り場※許可を受けて撮影しています)
2㎞圏内には「ザ・ビッグ西岡店」があるが、「ザ・ビッグデー」や「肉の日」、「79円均一祭」などは混雑するため、分散の必要性があったことから、西友承継店舗としては初の「ザ・ビッグ」を選択した。閉店した「イトーヨーカドー福住店」後継として、来年オープンする低価格の「ロピア」に対抗する狙いもある。
イオン北海道の坂東聡・執行役員営業本部DS事業部長は、「広域商圏というよりも都市型ビッグとして足元商圏の普段使いの店舗を目指したい。冷蔵庫代わりに毎日買い物に来てほしい」と話している。西友承継店舗のうち、「西友元町北24条店」も「ザ・ビッグ元町店」(札幌市東区)となって、2024年12月7日(土)にオープンする予定。