「ダイイチ千歳店」オープン、若園清社長「当たり前の売り場をしっかり展開する」

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 ダイイチ(本社・帯広市)は2024年11月8日、「千歳店」(千歳市北信濃867番地1)をオープンさせた。帯広ブロック、旭川ブロック、札幌ブロックを合わせて25店舗目で、恵庭・千歳地区では、2015年4月にオープンした「恵み野店」(恵庭市)に続く店舗。(写真は、2024年11月8日にオープンした「ダイイチ千歳店」)
(写真は、青果売り場※以下、店内写真はすべて許可を得て撮影しています)

 出店場所は、フランスベッド工場跡地を利用して整備された大型商業施設「ランドブレイン千歳モール」内。この日は、「ダイイチ千歳店」のほか「サツドラ千歳信濃店」、「無印良品ランドブレイン千歳モール」の3店がオープンした。
(写真は、水産売り場)
(写真は、惣菜売り場)
「ダイイチ千歳店」の売り場面積は約680坪で、同社のベースモデル店となっている「平岸店」(札幌市豊平区、2021年11月オープン)よりやや大きい。千歳市内のスーパーは、「イオン千歳店」が地域一番店で、JR千歳駅付近にスーパーが集まっている。「ダイイチ千歳店」は、JR長都駅から近い千歳市東部に位置しており、商圏が重なるスーパーは、ちとせモール内の「スーパーアークス長都店」。ただ、JR線の地上踏切を渡らなければならず、一定程度、商圏は分断されており、スーパー空白区に近い立地となっている。
(写真は、精肉売り場)
 店内は、天井が高く、通路幅も広くてゆったりした空間を確保しており、売り場壁面の装飾にも工夫を凝らした。この日、店頭でお客を迎えたダイイチの若園清社長は、「奇をてらわず当たり前の売り場をしっかりとつくっていき、当店の良さをお客さまに理解してもらえるように努めたい。コツコツと地道にお客さまの要望を満たしていきたい」と話した。
 北村慎之店長は、「札幌エリアに進出して20年、恵庭には9年前に出店したが、千歳地区では『ダイイチ』のことを知らないお客さまもいる。フレッシュ&ハートをアピールして『ダイイチさん』と呼ばれるように努力したい」と話していた。同社では、「平岸店」をベースモデルに、昨年11月に「すすきの店」(札幌市中央区、ココノススキノ地下2階)を出店しており、「千歳店」は、それに続く店舗。今後は、帯広ブロックでも、このモデルを水平展開していく考え。
(写真は、冷凍食品売り場)

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