マックスバリュ北海道(本社・札幌市)は25日午前7時、札幌市内に「マックスバリュ八軒5条店」(西区)をオープンした。同社にとって札幌市内では5年ぶりの新規出店で73店舗目。この日は朝から雨模様で強風という悪天候。それにも拘わらずオープン前に駐車場は満杯になり、店舗前の下手稲通には車の行列が続いた。同地域でも久々の新店のため地域住民の期待感も高いようだ。(写真はオープンしたマックスバリュ八軒5条店=2013年7月25日午前7時過ぎ撮影)
「マックスバリュ八軒5条店」は、同社の新基幹店の位置づけ。店舗面積は2565㎡で価格訴求型のザ・ビッグ店舗の展開で培ってきた低価格のノウハウと最近のマックスバリュ店舗リニューアルで追求してきた上質化の路線を融合した新タイプの店舗。
畜産精肉の分野では低価格品から黒毛和牛のアッパー品まで品揃えし多様なニーズに対応できるようにしている。
惣菜コーナーにも平台を2本にしたほか、インストアベーカリーのマックスベーカリーには初めて淹れたてコーヒーを導入、イートインコーナーも設置した。
冷凍食品の多様な品揃えのため、リーチイン冷蔵庫を導入、デザート類はスピンアウトして平台で販売する体制にした。
また、ドラッグ部門もフロアレイアウトに組み込み、2類、3類の医薬品を販売、登録販売者と薬剤師が常駐する。
同店の商圏人口は半径1㌔圏内に約3万500人。1万4000世帯あるが、単身、少家族が中心。同一商圏内にはラルズの「フレッティ大丸八軒店」や同社の「マックスバリュ八軒店」がある。
同じ敷地内には8月10日に餃子の「みよしの」八軒店がオープンする。
マックスバリュ北海道の札幌市内新店舗は東札幌の商業施設、イーアス札幌内の「東札幌店」以来、5年ぶり。自社物件では2007年の石山店(現在はザ・ビッグ)以来6年ぶりになる。
八軒5条店の年間売上げは20億円以上を計画している。
(2013年7月25日記事一部修正)