サッポロドラッグストアーが380坪「旭川大町店」を5日オープン、年内に3店舗体制確立しツルハの牙城へ攻め込む

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 サッポロドラッグストアー(本社・札幌市)が5日に「旭川大町店」(大町2条7丁目)をオープン、旭川市で出店攻勢をかける。9月には「旭川豊岡店」(豊岡4条3丁目)、11月には道新旭川支社跡地を利用した複合商業施設の核店舗として出店する。旭川市は同じドラッグストア業界で全国5位のツルハ生誕の地。ツルハはここで39店舗を展開、圧倒的なシェアを持つ。サツドラは380坪程度の新しい店舗フォーマットを採用した業態でツルハの牙城を切り崩す。(写真は、札幌市北区太平にあるサッポロドラッグストアー本社)
 
 サッポロドラッグストアー(以下、サツドラ)は、旭川市内でこれまで食品を扱わない「旭川アモールクレアーレ店」(豊岡3条2丁目、アモールショッピングセンター内)のみを展開、路面店を1店舗も展開していなかった。以前、路面店展開をした時期もあったが、早々に撤退した経緯があり、今回はリベンジ戦とも言える。
 
 その先陣を切る格好で5日にオープンしたのが「旭川大町店」。土地建物とも自社物件で、店舗面積は約380坪。食品、コメ、酒、日配品などを揃えたサツドラの最新店舗フォーマットを採用している。
 
 さらに出店攻勢は続く。9月末にはカワムラ(旭川市)が建設する店舗をリースで借り受け「旭川豊岡店」(約440坪)をオープン、11月下旬には道新旭川支社跡地を利用して大和リース(大阪市)が建設する商業施設のキーテナントとして新店(約400坪)をオープンさせる。
 
 旭川市内のドラッグストアはツルハ誕生の地でもあることからツルハが39店舗を展開、続いてサンドラッグ6店舗、ココカラファイングループ5店舗、アインズ&トルペ1店舗となっている。サツドラは400坪クラスの食品、薬、化粧品を揃えた店舗展開で同業のドラッグストア顧客だけでなく食品スーパーの顧客も取り込んでいく。

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