イオン北海道・就任1年の野尻高志取締役営業本部長(50)が辞任

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 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は2024年8月23日、同日開催の取締役会で、野尻高志取締役執行役員営業本部長(50)が辞任、同月24日付で、青栁英樹社長が営業本部長を兼務する役員異動を決めたと発表した。野尻氏の辞任理由は、本人の一身上の都合によるものとしている。(写真は、イオン北海道本社)

 野尻氏は、2023年5月24日に開催された、イオン北海道の第45回定時株主総会で、取締役執行役員営業本部長に就任したが、1年3ヵ月で辞任することになった。同氏は、1974年6月生まれ、50歳。1998年4月北海道ジャスコ(札幌フードセンターとの合併によるマックバリュ北海道を経て現イオン北海道)入社。2004年11月マックスバリュ北海道の「マックスバリュ琴似3条店長」、2007年10月「マックスバリュ滝川店長」、2014年4月に同社営業推進部長、2020年3月のイオン北海道との統合で、イオン北海道札幌第2事業部長、2022年3月営業副本部長、2022年5月執行役員営業副本部長、2023年3月執行役員営業本部長、同年5月取締役執行役員営業本部長。

 辞任理由は、「本人の一身上の都合によるもの」(広報)としているが、健康上の理由によるとみられる。野尻氏は、イオン北海道との統合前に、マックスバリュ北海道が推薦する取締役候補に上がっていたことがあり、統合3年目で取締役に昇格した。野尻氏を知る関係者によると、「一旦辞任はするが、復帰も当然あり得る」としている。イオン北海道は、2024年10月1日に西友の道内9店舗を買収・承継することになっており、青栁社長が、営業本部長を兼務して西友との営業統合を進める。

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