アインファーマシーズ(本社・札幌市白石区)は、「アインズ福住西友店」(札幌市豊平区)を2024年9月8日(日)で閉店する。これによって、道内の「アインズ」店舗は2店舗になる。「アインズ&トルペ」の札幌市内13店舗は変わらない。(写真は、2024年9月8日に閉店する「アインズ福住西友店」)
「アインズ福住西友店」は、「西友福住店」(福住1条3丁目10)の店内で展開している、ドラッグストア業態に近い店舗で、商品構成の9割がスキンケアやメイクなどビューティー商品で構成される「アインズ&トルペ」とは別のMD(販売政策)で展開されている。「西友福住店」は、2000年11月に竣工したスーパー。鉄骨造平屋建てで、延べ床面積は約890坪(2939・29㎡)。土地(約1903坪=6282・62㎡)と建物は、日本甜菜製糖(本社・東京都港区)が所有している。
道内の「西友」9店舗は、イオン北海道(本社・札幌市白石区)が、2024年10月1日に事業承継することになっているが、アインファーマシーズは、この承継が実施される前に退店する。同社の親会社、アインホールディングス(同・同)は、セブン&アイ・ホールディングス(同・東京都千代田区)が大株主(2023年度末で7・83%所有)で、繋がりが深い。かつてイオン(同・千葉市美浜区)とは、CFSとの経営統合を巡り、敵対した関係がある。今回の退店には、こうした背景も影響したようだ。
道内の「アインズ」店舗は、今回の「福住西友店」閉店で、「あいの里東光店」(札幌市北区)、「豊平東光店」(同市豊平区)の2店舗になる。なお、「アインズ」店舗があるのは、道内のみで、道外の63店舗はすべて「アインズ&トルペ」の業態。アインファーマシーズは、旧札幌東急ストア(現東光ストア)と親密関係にあったことから、「アインズ」2店舗の営業は、継続するもよう。