ススキノ24時間スーパー「ディナーベル」、37年ぶりの大改装経てリニューアルオープン

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 ススキノのやや外れにある、24時間営業のスーパー「ディナーベルススキノ南7条店」(札幌市中央区南7条西6丁目5)が2024年8月1日、開店以来、37年ぶりという大改装を経て、リニューアルオープンした。場所柄、他のスーパーと比べて、売れ筋商品も違うというこのスーパー、強いところはより強く、弱いところは補うという考えで、店舗を刷新した。(写真は、2024年8月1日にリニューアルオープンした「ディナーベルススキノ南7条店」)

 この店舗は、アークス(本社・札幌市中央区)グループの東光ストア(同・同市豊平区)が展開しており、売り場面積は約205坪(676・7㎡)。同社の前身、定鉄商事が、1987年4月にオープンさせ、1998年8月に同社初の深夜営業店舗「ディナーベルススキノ南7条店」に衣替え、1999年2月から24時間営業になった。

(写真は、店舗入り口付近に並べられている地元ラーメンのコーナー)

 佐々木裕之店長が言う。「開店以来、小さな改修工事は行ってきましたが、冷凍・冷蔵設備やゴンドラがほぼ限界にきたので、全面的に入れ替えることにしました。お客さまに快適なお買い物をしていただきたい思いで、37年ぶりの大改装に踏み切りました」と話す。改装期間は24日間に及び、その間、店舗は休業することになったが、ほぼ1ヵ月の休業は通常のスーパーではありえない。「それだけ重要な店舗ということです」(佐々木店長)。

(写真は、品揃えを増やしたリカーコーナー)
(写真は、1・5倍に広げたデリカコーナー)

 改装にかけた費用は約1億円。設備機器やゴンドラの全面入れ替えとともに、各売り場の品揃えも見直した。店舗入り口付近には「信玄」や「彩未」「純連」といった地場有名ラーメン店のカップ麺などが並び、地場色を演出。食肉コーナーでは、この店舗でよく売れるというホルモンセットのバリエーションを増やし、リーチイン冷ケースも導入して、ジンギカンや加工品も充実させた。水産コーナーでは、やはりこの店舗でよく売れているお造りを充実させるほか、同じくリーチイン冷ケースを並べて、冷凍品のアイテムを増やした。

(写真は、「北海道商品」のエンド)
(写真は、「ホルモンセット」)

 デリカコーナーは約1・5倍に広げて、これまで手掛けていなかった中華も品揃えした。場所柄、スナック店で出すおつまみ用の菓子類もよく売れるため、さらに充実させ、専門店に負けない品揃えのリカー売り場も拡大した。近隣にホテルが多いことから、観光客もよく訪れるため、エンドに「北海道商品」のコーナーを新設、土産やホテルでおつまみ需要に対応できるようにした。

 佐々木店長は、「この店舗は、若い人たちの利用が多く、当社運営の他店舗に比べて2倍近い。また、インバウンドの利用も増えています。ススキノの24時間スーパーとして、さまざまなお客さまのニーズに応えていきたい」と話し、リニューアルを機にさらなる売り上げ増を狙う。

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