「アリオ札幌スパ・レジャー館」解体はファイターズ2軍移転と関係?ヨーカ堂「情報ない」

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 イトーヨーカ堂(本社・東京都千代田区)は2024年7月23日、札幌市東区の東区民センターで大型ショッピングセンター(SC)「アリオ札幌」(同市同区北7条東9丁目)にある、「スパ・レジャー館」と「第2立体駐車場棟」の解体に伴う店舗面積変更などについて、地元説明会を開いた。(写真は、解体されるアリオ札幌の「スパ・レジャー館」)

 この地元説明会は、大規模小売店舗立地法に基づくもので、解体に伴う店舗面積変更、駐車場収容台数の変更を周知するとともに、意見聴取するのが目的。説明会は、19時から同区民センター3階の視聴覚室で行われ、14人が参加した。

「アリオ札幌」は、2005年11月にサッポロビール工場跡地に開業した大型SC。「スパ・レジャー館」や「第2立体駐車場棟」も同時に開業、利用開始となった。「スパ・レジャー館」は開業当初、セガ系の温浴施設とセガ系のアミューズメント施設が入っていたが撤退。その後、テナント変遷を経て、現在は、1階が「スパ&フィットネス ルネサンス アリオ札幌」とペットタウン「テン・テン」、2階は同じくルネサンスとナムコ系の「あそびパーク」やゲームセンターなどが入っている。

 店舗設置者のイトーヨーカ堂(本社・東京都千代田区)の担当者は、「解体は、賃借する土地を返す必要があるため」と説明、賃借契約を更新せず更地にして、土地を保有するサッポロホールディングス(同・同都渋谷区)グループに返却することを示した。解体は、2025年2月8日までに完了する予定であることも明らかにした。店舗面積は、4万450㎡から3万7486㎡になり、駐車場の収容台数は、2670台から2264台になる。

「スパ・レジャー館」と「第2立体駐車場棟」は、苗穂駅連絡通寄りに建っており、「北海道日本ハムファイターズ屋内練習場」の隣接地。説明会では、出席者から「ファイターズ2軍本拠地移転との関係があるのか」などの質問が出たが、イトーヨーカ堂担当者は、「情報を持っていない」とした。説明会は、20分間で終了した。

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