「キテネ食品館月寒店」きょうオープン、昭和感残すスーパーが新たな挑戦

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 JR手稲駅の駅前にある地域密着スーパー「キテネ食品館」が、きょう2024年7月12日に、2号店となる「月寒店」(札幌市豊平区月寒東3条4丁目2-6)をオープンさせる。SNSを通じて人気を集める、昭和感のあるスーパーが、月寒地区で新たな挑戦を始める。(写真は、オープン前日に最後の準備をする「キテネ食品館」の中塚誠代表取締役)

「キテネ食品館月寒店」は、東北通沿いにあり、バス停「月寒東3条4丁目」が目の前という立地。酒の安売り「デリーズ」や「リンゴハウス」、「サンウェル」、「スーパーエース月寒サンウェル店」と変遷を辿った店舗跡を大規模にリニューアルして出店する。「手稲店」と同様に、グロサリー食品や飲料、パン類のテナントと鮮魚と精肉、惣菜のテナント、青果のテナントが市場のように集まってスーパーを形成している。

 最大の特徴は安さと品質。それぞれのテナントが独自の仕入れルートを持っており、大手スーパーでは出せない価格や鮮度の良さを実現している。今回の「月寒店」では、什器の高さを通常のスーパーより1段分高めて、陳列方法を工夫したほか、フック陳列を多用して取り扱い品目数を増やした。青果や鮮魚、惣菜コーナーは、「手稲店」よりも広げ、鮮魚は、照明をスポットのみにして臨場感を演出する。
 
 キテネ食品館の中塚誠代表取締役(49)は、「昭和の時代にあったスーパーの良さを令和の時代につくり出して、笑顔と感動を与え続けたい。お客さまに、毎日顔を出してもらえるスーパーを目指して、従業員一丸となって取り組みたい」と話していた。大手スーパーがひしめき合う月寒地区で「キテネ食品館」の挑戦が始まる。営業時間は9時30分~20時、月曜定休(営業する日もあり)、年始休み、駐車台数約30台。

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