JR手稲駅そばのスーパーマーケット「キテネ食品館」（札幌市手稲区手稲本町2条4丁目8-20）の2号店が、同市豊平区月寒東3条4丁目に出店する。オープン予定日は2024年6月頃。
（写真は、「キテネ食品館」が出店する旧「スーパーエース月寒サンウェル店」）
「キテネ食品館」は、青果、精肉、水産、酒のテナントが入る、いわゆるコンセッション方式のスーパー。品質の良い商品を低価格で販売しており、コアな買い物客が多く、地域密着の根強い人気がある。
2号店の出店場所は、東北道沿いの「スーパーエース月寒サンウェル店」跡。この場所には、元々は酒の安売り専門店「デリーズ」の店舗だったが、2000年頃に「卸売スーパー（りんごハウス）月寒店」になり、2012年6月に「サンウェル月寒店」になった。しかし、「サンウェル月寒店」は2019年12月末に閉店。同店は、全日本食品（本社・東京都足立区、以下全日食）のボランタリーチェーンに加盟していたことから、全日食子会社のスーパーエース（同・札幌市東区）が屋号を引き継いで2020年3月から運営した。しかし、前スーパーの安売りイメージを払拭できず、常連客が足が遠のき2023年10月31日に閉店した。
今回、「キテネ食品館」が出店することになったのは、同店も全日食チェーンに加盟している関係から。現在、旧店舗の什器備品などの運び出しが行われており、内外装のリニューアル工事を経て、6月頃のオープンが予定されている。店舗の周辺住民は、「歩いて通えるスーパーがなくなって不便だったので、新店舗ができるのは助かる」と話していた。
