イオン北海道が2年ぶりに「まいばすけっと」出店、閉店「セブン」跡に速攻決断

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 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、都市型小型食品スーパー「まいばすけっと」を2年ぶりに出店する。「南5条西9丁目店」(同市中央区)がそれで、2024年8月下旬のオープンを予定している。(写真は、「まいばすけっと南5条西9丁目店」が出店予定の旧「セブン-イレブン札幌南5条店」)

「まいばすけっと」は、イオン(本社・千葉市美浜区)のグループ会社、まいばすけっと(同・同)が首都圏で展開している都市型小型食品スーパー。イオン北海道は、3代前の柴田祐司社長時代に、「まいばすけっと」業態を導入、2012年3月16日に1号店の「まいばすけっと南5条西10丁目店」(中央区南5条西10丁目1013)をオープンさせた。
 既存ビルや新築ビルの1階に出店してきたが、2022年4月22日にオープンした「北18条西4丁目店」(北区)以降は、出店が途切れていた。1号店から数えて、「北18条西4丁目店」は、通算53店舗目だが、それまでに11店舗を閉店しており、差し引き42店舗が現在、営業している。

 今回の新店「南5条西9丁目店」は、2024年6月1日に移転のため閉店した「セブン-イレブン札幌南5条店」の店舗跡に居抜き出店する。同店は、1979年に竣工した、6階建て賃貸マンション「セントラルハイム」の1階に入っていたが、同店閉店後、すぐに出店を決めた。現在、同ハイムは、外壁修繕工事に入っており、それに合わせて店舗のリノベーションを行っている。

「まいばすけっと」は、コンビニエンスストアとは違うMD(販売政策)を導入して差別化を図っており、狭いエリアにドミナント出店(集中出店)するのがマーケティング戦略。新店「南5条西9丁目店」の近隣にも、前出1号店の「南5条西10丁目店」のほか「南6条西7丁目店」がある。また、周辺には移転した「セブン-イレブン札幌南5条店」のほか、「ファミリーマート南6条西9丁目店」、「セイコーマート南6条店」、「ローソン札幌南6条西七丁目店」が集積している。コンビニ激戦区で、「まいばすけっと」の実力があらためて問われる。

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