北雄ラッキーが継承する「スーパーくまがい」、人気の海鮮丼など店内食堂も存続

流通

 北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)が事業を引き継ぐ、白老郡白老町の「スーパーくまがい」(本町1丁目9-41)。スーパー事業の一環として、店内で展開している食堂「元気ひろば」も、引き続き営業することが分かった。
(写真は、店内食堂「元気ひろば」=上と「海鮮丼(2980円)」)

「スーパーくまがい」は、熊谷商店(白老町)が運営する単店のスーパーで、1974年9月の創業。現在の店舗は、1997年頃に移転新設したもので、店舗面積は約300坪。地域のスーパーらしく、惣菜や精肉のほか、前浜で獲れた新鮮な魚介類が豊富に揃えられ、地域住民の台所として利用者は多い。

 今回、北雄ラッキーは、仲介事業者の提案によって、9400万円で「スーパーくまがい」のスーパー事業を2024年8月16日に引き継ぐことになった。この報道が広がると、SNSなどで店内食堂「元気ひろば」がどうなるのかという声が多く上がった。と、いうのも「元気ひろば」は、定食や白老牛骨ラーメン、白老牛丼などのほか、魚介類を使った海鮮丼が人気だからだ。海鮮丼のほか、いくら丼、魚卵三種丼、貝三種丼、まぐろ丼、うに丼なども用意されている。「スーパーくまがい」の熊谷威二会長が、自ら仕入れてくる魚介類を店舗で販売するとともに、「元気ひろば」でも使っており、新鮮さとおいしさは折り紙つき。

(写真は、「スーパーくまがい」)

 海鮮丼各種は、2020年7月のウポポイ(民族共生象徴空間)開業に合わせて熊谷会長の発案で始めたもの。「スーパーくまがい」は、ウホポイに近いため、来場者に楽しんでもらおうとメニューに加えたという。札幌在住で、「元気ひろば」を利用したことがある男性は、「定食なども安価で、あの方面に行く時はよく利用していたので、存続を知り安心しました」と話している。「元気ひろば」は、11時~15時で、座席数は45席。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER