マックスバリュ北海道(本社・札幌市)は7日午前9時、檄安タイプの食品スーパー「ザ・ビッグ西岡店」(札幌市豊平区西岡3条7丁目)をリニューアルオープンした。2日から5日間休業しドラッグコーナーの新設や冷凍食品、惣菜売場を拡大した。また、ベーカリーテナントのボストンベイクの売場もイートインコーナーを設置するなどスペースを広げた。(写真はリニューアルしたザ・ビッグ西岡店と初導入したドラッグコーナー)

 リニューアルのポイントは、同社が展開するザ・ビッグ店舗として初のドラッグ売場を設けたこと。販売しているのは2類・3類の医薬品で登録販売員2人を常駐させている。面積は約20坪。

 同社は、マックスバリュ店舗の平岸店と澄川店でドラッグ売場を展開しているが、本州のイオングループが展開しているザ・ビッグ店舗ではドラッグ売場を導入しており、同社も今後西岡店での状況をみながら他のザ・ビッグ店舗でのドラッグコーナーの導入を検討する。

 そのほか、弁当のおかずや調理が簡単なおかずがセットになったワントレータイプの商品や、手軽に食べられる冷凍パンなどを豊富に揃えたほか、弁当売場も大きく広げた。近隣に札幌大学があるため学生の需要に応えられるようにした。

 オープンチラシによると、8日は北海道産レタス1玉55円、道産ほうれん草1袋120g55円、国内産若どりむね肉100g当たり25円、道産生むきほたて(生食用)100g当たり65円(いずれも税込)などが目玉商品として掲載されている。

西岡店は、1998年4月に旧北海道ジャスコが札幌市内に初出店した「マックスバリュ店舗」。土地建物はいずれも賃借。直営売場面積は2350㎡で、当初はツルハなどのテナントも入っていた。激安業態の「ザ・ビッグ」に転換したのは、2010年10月。

出戸信成社長は、「ザ・ビッグとして初めてのリニューアル。リニューアル後の状況を見ながらさらに改良すべき点を見極めていきたい。西岡店の状況を見て他のザ・ビッグ店舗のリニューアルを検討していく」と語っている。


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