十勝地区にディスカウントの「ザ・ビッグ」初出店、「マックスバリュイーストモール店」を転換

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 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、「マックスバリュイーストモール店」(帯広市東4条南16丁目6)を「ザ・ビッグイーストモール店」に転換、同年7月中旬にオープンさせる。同社が展開するディスカウント業態の「ザ・ビッグ」は、十勝地区初進出となる。(写真は、「マックスバリュイーストモール店」転換リニューアル時=イオン北海道提供)

 この店舗は、1991年11月に、いちまるが「イーストモールいちまる」としてオープンさせた店舗。2015年10月に当時のマックスバリュ北海道(現イオン北海道)がいちまる店舗を承継、2016年7月に「マックスバリュイーストモール店」に転換した。店舗面積は約754坪(約2560㎡)。今回、「マックスバリュ」への転換から8年間経過したことや、地元から「ザ・ビッグ」を求める声が多くなってきたため、同店の営業を一旦終了、7月中旬に「ザ・ビッグイーストモール店」としてオープンさせることにした。

 イオン北海道のディスカウント業態である「ザ・ビッグ」は現在20店舗で、2024年2月期の売上高は498億800万円、前期比12・6%増の2ケタ増になった。店舗は、札幌市内9店舗のほか旭川市、釧路市に各4店舗、岩見沢市、江別市、士別市に各1店舗となっている。旭川市と釧路市では、「マックスバリュ」からの転換や新規出店などで、イオン北海道が展開するスーパーマーケットは、すべて「ザ・ビッグ」業態となっている。

 十勝地区には現在、「マックスバリュ」が7店舗ある。今回の「ザ・ビッグ」転換によって、他の「マックスバリュ」も転換が進む可能性がある。十勝地区では、トライアルカンパニー(本社・福岡市東区)が2020年5月にディスカウントの「スーパーセンタートライアル帯広東店」(帯広市)、2023年5月には「スーパーセンタートライアル幕別店」(中川郡幕別町)をオープンさせている。「ザ・ビッグ」の進出によって、十勝地区の価格競争がいよいよ本格化することになりそう。

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