作業服・安全靴などの専門店「ワークマン」を展開するワークマン(本社・群馬県伊勢崎市)は、機能性を生かした、低価格でデザイン性の高いカジュアルウェア、シューズなどを扱う「#ワークマン女子」の北海道1号店、「アリオ札幌店」をきょう2024年4月26日にオープンさせる。本業の作業服を扱わない業態で、今回の店舗は、全国62店舗目となる。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。
(写真は、「#ワークマン女子 アリオ札幌店」)
(写真は、併設している「Workman Kids」)
「ワークマン女子 アリオ札幌店」は、大型ショッピングセンター(SC)「アリオ札幌」(北7東9)のモール2階にオープン。店舗面積は約141坪(約468㎡)で、ショッピングセンター内のインショップとしては、全国最大規模。直営扱いの店舗だが、運営は首都圏などで「ワークマン女子」をFC(フランチャイズ)展開しているシールプラス(本社・横浜市中区)が運営する。
ワークマンは、2020年10月に「#ワークマン女子」の出店を開始。コロナ禍でインバウンドの恩恵を受けない中、アンバサダーと呼ばれる人たちの意見を取り入れた商品開発を進め、機能性、デザイン性、価格競争力を生かした商品を揃えてきた。店舗当たりのPB(プライベートブランド)比率は、9割にも及ぶ。1号店から3年半で60店舗を超え、売り上げ規模は、約140億円に成長している。
「アリオ札幌店」の商品アイテム数は約600。水やケチャッップをはじく、撥水性のあるプリーツスカートやポケットが充実したパンツ、メッシュフード付きの防虫ジャケット、赤ちゃんを抱っこしながらすぐにものが取り出せるマザーズリュックなど、機能性があり、使いやすい商品が並んでいる。アリオ札幌の2階エリアには、「アカチャンホンポ」、「トイザらス・ベビーザらス」など子ども向け専門店が並んでいることから、「Workman Kids」のブランド展開を着想。オープンのタイミングで、新店「#ワークマン女子」で「Workman Kids」を併設しているのは全国3番目となったが、新ブランド展開のきっかけになった店舗でもある。
女性目線の商品開発が多いが、品揃えは女性用3割、男性用2割、兼用2割で、残り3割は、子ども向けなどで構成されている。「アリオ札幌店」の来店客数は、1日約300人(レジ通過客数)を想定、客単価は3500円から4000円、年間4億円の売り上げを見込む。ワークマンの林知幸・営業企画部兼広報部部長は、「アリオ札幌店を#ワークマン女子の広告塔になるような店舗としてお客さまの認知度を高め、今後は道内でロードサイド店のFC展開を進めていきたい」と話していた。