作業服・安全靴などの専門店「ワークマン」を展開するワークマン(東京本部・東京都台東区)は、機能性を生かした、レディース商品を扱う「ワークマン女子」の北海道1号店を2024年4月末に出店する。大型ショッピングセンター(SC)「アリオ札幌」(札幌市東区北7条東9丁目2-20)内に出店するもので、これを機に道内出店が加速しそうだ。(写真は、「ワークマン女子」が出店する大型SC「アリオ札幌」)

「ワークマン女子」は、「ワークマン」、「ワークマンプラス」に次ぐワークマンのエクステンション業態。プロ向けの「ワークマン」、一般向けの「ワークマンプラス」、レディース向けの「ワークマン女子」とターゲット層を変え、プロ職人の過酷な仕事環境を支えてきた機能を、他市場に展開するマーケティングを採用している。道内には現在、「ワークマン」4店舗、「ワークマンプラス」21店舗の計25店舗があるが、「ワークマン女子」の店舗はなかった。

 全国的に見ると、「ワークマン女子」は、2023年12月末で全国に43店舗あって、2022年12月末の26店舗から18店舗増えた。決算期の2024年3月末には、48店舗になる予定。道内1号店は、2025年3月期の出店にカウントされる。首都圏などで「ワークマン女子」のFC(フランチャイズ)展開をしているシールプラス(本社・横浜市中区)が運営する。
 
 今後は、全国の大型SCやオープンモール内、単独路面店など年間30店舗の出店を計画、中長期的には400店舗を目指しているため、道内出店も増えていきそうだ。また、ワークマンは人口減少地域でも対応できる「ワークマンプラス2」の道内1号店を2025年に、標津郡中標津町の「東武サウスヒルズ」敷地内に出店する予定。


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