アークス(本社・札幌市中央区)グループの道北アークス(同・旭川市)は、2024年5月13日(月)で「ラルズマート豊岡店」(同市豊岡7条8丁目)の営業を終了する。これによって、旭川市内から「ラルズマート」の屋号を持つスーパーマーケットがなくなる。(写真は、「ラルズマート豊岡店」=道北アークス提供)
「ラルズマート豊岡店」は、1986年に旧国策パルプ工業の関連会社、国策共栄がオープンさせたスーパーマーケット「シルバーマート」が前身。その後、旧三島が「バリュー」を展開、1997年にラルズ(本社・札幌市中央区)の子会社、道北ラルズ(同・旭川市)が旧三島の店舗を承継、「ラルズマート豊岡店」として運営してきた。2012年にアークスグループのふじ(同・旭川市)と道北ラルズが合併、道北アークスが誕生して、同店の運営を引き継いだ。
今回の閉店は、売り上げの低迷と築38年で店舗老朽化が進んでいるため。売り上げについては、漸減傾向が続き、店舗従業員を減らすなどしてオペレーションコストを下げて対応してきたが、2022年7月に近隣にダイゼン(本社・上川郡鷹栖町)の「DZマート豊岡6条店」がオープン。その影響によってさらに売り上げが落ち込んだため、閉店を決めた。店舗面積は約300坪(約990㎡)。土地(約1160坪=約3830㎡)と建物は、自社物件。閉店後の土地建物の活用策は未定。
道北アークスが店舗閉店するのは、2020年5月の「スーパーチェーンふじ春光店」、「同緑が丘店」、「同旭町店」の3店舗閉店に続くもので、4年ぶり。なお、これによって、道北アークスが展開する旭川市内で「ラルズマート」の屋号を持つスーパーマーケットはなくなり、「ウェスタン」、「スーパーアークス」、「ベストプライス」、「スーパーチェーンふじ」の4ブランドになる。なお、同社が展開する「ラルズマート」は、富良野市の2店舗、名寄市、芦別市、中川郡美深町に各1店舗の計5店舗になる。