「イトーヨーカドーアリオ札幌店」の上層階空きフロアに、「無印良品」がテナント出店する見通しだ。良品計画(本社・東京都豊島区)は、2024年夏に「無印良品アリオ札幌」(札幌市東区北7条東9丁目2-20)をオープンさせることを明らかにした。(写真は、「アリオ札幌」)

 イトーヨーカ堂(本社・東京都千代田区)は、今年2月に道内全6店舗の営業を終了することを発表している。「イトーヨーカドーアリオ札幌店」は、モールを備えた大型ショッピングセンター「アリオ札幌」の核店舗として、1階から3階まで営業していたが、2階、3階の衣料、住居余暇売り場は、既に今年1月8日に閉店している。

 1階食品売り場の閉店時期は明らかではないが、後継テナントのダイイチ(本社・帯広市)は、2025年3月頃にオープンすることを発表しており、上層階の後継テナントに注目が集まっていた。このほど、良品計画は、「無印良品アリオ札幌店」を今夏に出店することを決めたが、「無印良品」だけでは2階、3階の上層階空きフロアを埋めることができないため、新たにテナント導入も進むものとみられる。

「無印良品」の道内での積極出店が目立っている。2023年は3月に「旭川花咲」(旭川市)、5月に「コープさっぽろしずない」(日高郡新ひだか町)、7月に「コープさっぽろきたひろしま」(北広島市)、11月には「ハピオ木野」(河東郡音更町)と「コープさっぽろ藤野」(札幌市南区)の5店舗を出店した。2024年も3月に「コープさっぽろ岩見沢南」(岩見沢市)を出店、10月末には、千歳市北信濃にも出店する予定になっている。


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